親の小さな食堂のDX体験記。親のお店では、仕入れや経費の精算は現金払いか買掛での口座引落。公共料金の支払いももちろん口座引落。システムによるDXから離れますが、クレジットカードで支払いをするとメリットがあるのでクレジットカード支払いを提案しました。
私の親はクレジットカードを持つことを怖がっていて、人生で1枚しかクレジットカードを作ったことがなく、唯一持っているカードは銀行が発行するクレジットカードでした。しかも年会費が発生していて、特殊な条件でないとポイントが貯まらないカードです。前回はいつ使ったか覚えていないそうです。
お店の経費をまとめるとなかなかの金額になるので、金額に応じてポイントが貰えるクレジットカード支払いを提案しましたが、クレジットカードが増える事をあまりよく思っていなく、どうしてクレジットカードが怖いと思うのかを聞くと、「金銭感覚が狂いそう」という印象からでした。(普段、食堂の仕入れで買掛をしているのでクレジットカードで支払っているのと同じなのですが・・・。)
なので、買い物のときにクレジットカードを出さなければ沢山買いすぎてしまうこともないので、まずは現在、口座引落になっている公共料金の支払いをクレジットカード支払いに変更するところから始めました。
食堂の経費をクレジットカードで支払うメリット
クレジットカードを利用するメリットは、いうまでもなくポイントが貰えることです。また事業用のカードとして経費の支払いをまとめることで、経費管理がしやすくなります。また、銀行振込で支払いをしていた場合は、クレジットカード払いに替えることで振込手数料の削減もできます。
クレジットカードの選び方
クレジットカードの選び方は、普段使いできるポイントを貯めるのか、航空会社のポイントのマイルを貯めるのか、無料で客室のアップグレードが受けられるホテルの上級会員資格目指してポイントを貯めるのかなどなど、目的や利用する金額によって選ぶクレジットカードが変わってきます。
ポイント還元率の高いカード紹介
リクルートカード
リクルートカードは年会費が無料で常に1.2%のポイントが貰えます。またじゃらんやホットペッパーなどリクルート系のサービス内での利用で還元率が最大4.2%になります。またリクルートポイントはPONTAポイントに変更出来てローソンやケンタッキーフライドチキンなどで利用が可能です。
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)はコンビニやマクドナルドでのタッチ決済で、5.0%のポイントが貰えます。また、家族ポイントを利用すると、還元率が最大10%まで上がります。コンビニやマクドナルドでの利用が多い場合は、三井住友カード(NL)がおすすめです。
楽天カード
利用者No.1のクレジットカードです。還元率は1.0%ですが、楽天ポイントは楽天市場内はもちろん、ファミレスやドラッグストアなどリアルなお店でも使えるお店は多いので、ポイントを使い切れるか不安な方は、楽天カードがおすすめです。
Marriot Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
出張の多い方や、旅行が趣味の方は、旅行やホテル関連の特典やサービスが多く用意されているMarriot Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードもおすすめです。年会費が49,500円かかりますが、年間の利用金額が150万円を超えると、カードの更新のたびに無料宿泊特典が貰えます。無料宿泊特典は年末年始やゴールデンウィークなどいつでも予約ができます。
小さな食堂で選んだクレジットカード
親の食堂で選んだクレジットカードはリクルートカードです。リクルートカードを選んだ理由は、年会費が無料で、普段使いしやすいポイントが貯まって、ポイントの還元率が常時1.2%と他のクレジットカードよりも高いからです。また、公共料金や税金の支払い、電子マネーのチャージ(月間3万円まで)でもポイントが付きます。
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 1.2% |
家族カード | 年会費無料 |
ETCカード | 年会費無料 |
付帯保険 | 国内旅行、海外旅行、ショッピング |
国際ブランド | VISA、MasterCard、JCB |
公共料金のクレジットカード支払いについて
電気やガスについては、多くの企業でクレジットカード支払いに対応していますが、水道料金に関しては対応状況が自治体ごとに異なります。
親の食堂で利用している東京電力、ミツウロコガス、甲府上下水道局はともにクレジットカード支払いが可能でしたので、各事業所に電話をかけて「クレジットカード支払い申込書」を郵送で送ってもらいました。
ちなみに各事業所に電話をかける際は、検針票や請求書に書いてある「お客様番号」や「請求書番号」を控えた上で連絡すると本人確認が早いです。
まとめ
公共料金の支払いへの変更手続きはオンライン上でも出来ますが、親の食堂ではそのサービスのユーザー登録をしていないのでオンライン上の手続きは出来ずに、全てカスタマーセンターに電話で連絡して書類を取り寄せることになりました。また、支払い方法の変更手続きはおおよそ2ヶ月程度かかるそうです。
また、公共料金以外にも口座引き落としや、銀行振込をしている費用が沢山ありました。
ガソリン・灯油代(買掛)、たばこの仕入れ代(買掛)、酒類の仕入れ代(買掛)、電話代、携帯料金、新聞代、カラオケ利用料、事業ごみの回収費用、インターネット料金、各種保険料など。
電話代や携帯料金、インターネット料金、保険料は多くの場合クレジットカード支払いに対応していますが、そのほかの費用もまとめるとなかなかの金額になります。取引先企業との相談にはなりますが、クレジットカード支払いに変更出来るかどうか一度聞いてみようと思います。