親の小さな食堂をIT企業に勤める息子がDXする体験記。超アナログな食堂は予約はメモとカレンダー型の台帳で管理。店舗でないと予約が受けれないし、万が一台帳を紛失したら大問題。そこで、データをインターネット上に保存して、外でも予約情報を確認できて予約受付が出来るように、Airレジと連携できる「レストランボード」について調べました。
レストランボードは、ホットペッパーでおなじみのリクルートが提供する予約受付・管理、空席状況、顧客情報を一元管理できるアプリです。ここまでの機能が揃っていて、0円で利用できます。一部有料のオプションがありますが、これまでの紙ベースの予約台帳をWEB上で管理することが完全無料でできます。
電話予約からWEB中心の予約へ。レストランボードで無料で構築
リクルートの「レストランボード」アプリとは
レストランボードとは、リクルートが提供するレストラン予約管理システムです。
予約管理、注文管理、会計管理などの機能があり、レストランの経営をサポートします。
ぐるなびやホットペッパー、食べログなどからの予約も一元管理できます。今回は予約管理に絞って説明していきます。
レストランボードの予約に関する主な機能
予約管理機能:レストランボード上でぐるなびやホットペッパー、食べログなどからの予約も一元管理することができます。
予約台帳機能:iPadで利用することで、アプリに直接予約を登録できます。
顧客管理機能:顧客情報や予約履歴、来店履歴を管理することができます。
レストランボードアプリは無料でWEB予約管理
電話予約のデメリットと予約管理システムのメリット
親の食堂では、これまで電話予約と紙台帳での管理でした。電話予約しか予約方法がない場合、紙の予約のある店舗でしか予約を受けることが出来ませんでしたが、レストランボードアプリで一元管理することで、外出先でも予約を受け付けたり、予約状況が確認できます。
また、レストランボードには顧客管理システムも入っているため、予約が来た時点で過去の来店履歴などを確認することも可能です。
レストランボードで予約を受け付けるまでの作業
レストランボードアプリをインストールして席登録
レストランボードはiPadやiPhone、各種ブラウザで利用できます。
まずはiPadにレストランボードアプリをインストールして、予約を受け付けるための席を登録します。
(レストランボードのメニューの「設定」>テーブル>テーブルを追加する)
※Airレジと連動させると座席と会計を紐づけることもできます。
席数や禁煙・喫煙、あと普段スタッフ同士で読んでいるわかりやすいテーブル名やお部屋名を登録します。
レストランボードで簡単予約受付
予約登録はとても簡単。直感的に操作が出来ます。
電話をしながら予約を受けやすい画面構成になっています。
・まずは予約したい日付と時間と人数を確認
・次にテーブルを選択。前のページで選択した日付と時間で、他の予約が入っている席は選べなくなっているので、同じ席で予約が重なることが防げます。
・テーブルを選んだあとは名前を入力すれば予約完了です。
・予約登録が完了すると、スケジュールページに反映されます。簡単ですね。
まとめ
とても簡単です。レストランボードのアプリをiPhoneや、パソコンのブラウザにお気に入り登録しておけば、店の外でも予約状況を確認したり予約を受け付けることが出来ます。
レストランボードは顧客情報も無料で登録・管理が出来て、何回目の予約なのかがわかる機能もあるため、予約時からきめ細やかな接客や気遣いが出来ると思います。
ただ、電話しながらのレストランボードの操作に慣れていないと、途中で操作を誤って「今作業した内容が消えちゃった…」というミスが起きる可能性があるので、予約の電話がかかってきたときは、まずは手書きでメモして、後でレストランボードに登録したほうが安全かもしれないです。