食堂のDX体験記

食堂の暖簾が色褪せて交換したい。値段や種類を比較して、山梨の田舎の食堂ではどこにお願いすればいいのか調べてみました。

食堂のDX体験記

親の食堂のDX体験記。和食の飲食店によくある暖簾。雨風にさらされるので、年月が経つと色が褪せてきます。お店の入り口を飾るものなので、できればきれいな暖簾の方がきもちいいですよね。そこで、暖簾について調べてみました。

親の食堂では、入り口にお店の名前の入った暖簾があります。直射日光が当たり、雨風にさらされているので色が褪せてきます。今親の食堂でかけている暖簾も、かなり色褪せていて、また入口に挟まれて破けたり、よく見るとボロボロです。

今の暖簾を買ったのはいつか聞くと、2年前とのこと(意外と長持ち)。買い替えをしようにも、いつもお願いしている隣町の暖簾屋さんは1枚で2万円弱とのこと。気軽に買い替えられないので、もっと安く暖簾が作れるお店がないか調べてみました。

親の食堂の暖簾のサイズと色について

まず親の食堂の暖簾は横幅が160mcで高さが70cmの一般的なサイズの暖簾です。色は紺色の下地に店名の白い文字の2色です。安いサービスの場合は1500円程度、高いところでは3万円~4万円とかなり大きな幅がありました。ではこの違いはどこにあるのでしょうか。

暖簾の価格の違いについて

値段の違いの大きな部分を占めるのは、染める(「本染め」)のか、印刷(「昇華転写捺染」)するのかの違いでした。

本染めは色の数だけ版が必要になり、色その数だけ「染、蒸し、洗い・乾燥」を挟むため、納品までの時間がかかり、費用も高くなるようです。

尚、印刷(昇華転写捺染というそうです)の場合は、大型のインクジェットプリンターと、インクを布に転写する熱転写機を利用して、カラフルな絵柄も1度の工程で染めれるので安くて納期も早いようです。

また、昇華転写捺染による暖簾は、布全体を染めるわけではないので裏面は白地のままで、印象的にはとてもチープな感じになります。昇華転写捺染で暖簾の両面を印刷することも可能ですが、2色の「本染め」の費用と同じぐらいの価格になるそうです。

また、金額の違いが出るのは、暖簾の生地で、ポリエステルなどの化学繊維なのか?綿や麻なのか?で大きく違います。見積もりを取った企業のに聞くところによると、生地の種類や厚みによって印象が違ってくるので、お客さんにどう見せたいかが重要とのこと。また、昔ながらの飲食店では、厚手の綿が好まれることが多いとのことで、親の食堂の暖簾の生地も綿とのことでした。

見積もりをした結果

A社本染め、綿素材厚手 24,000円
送料 1,000円
B社本染め、綿素材厚手 27,000円
送料 1,000円
きりた染工(山梨)本染め、綿素材厚手 18,000円
送料 0円(近いので)

親の食堂でお願いしている「きりた染工」さんが一番安く、見積もりを取った会社さんもすすめる程でした。とても良心的な価格の暖簾屋さんでした。

まとめ

コンピュータや家電の金額を調べることが多いので、なんでも「ネットの方が安いはず」と考えてしまっていましたが、改めて考え直されました。18,000円で購入できるとなると、2年間で考えると1ヶ月1,500円なので、店の印象を左右する広告費としては高くはないですね。