食堂のDX体験記

Uber Eatsや出前館の出前DXについて調べてみました。

食堂のDX体験記

親の食堂DX体験記。私の小さい頃は親の食堂では出前をしていました。今は周りに店舗が増えたことや親の体力面のかねあいで今はしていませんが、高齢の方も多いエリアの為、近くの人のお願いであれば出前する程度になっています。今ではUber Eatsや出前館を利用すれば、商圏を広げられそうなので、出前のDXについて調べました。

親の食堂は山梨なので「東京ではUberっていうのが流行っているらしいね」という感覚でいましたが、2021年に親の食堂のエリアでも出店できるようになりました。つづいて出前館も対象エリアとなりましたので、実際にUber Eatsと出前館に出店してみようと思います。

初期費用について

Uber Eatsも出前館も出店に関する初期費用はキャンペーンでかかりません。無料でスタート可能です。ただし、注文を受付している時間はUber Eatsや出前館のアプリが起動していないといけない為、それ専用のiPadやアンドロイド端末が必要です(Uber Eatsと出前館の両方のサービスを受け付ける場合は2台必要)。尚、Uber Eatsでは中古のタブレットの無料レンタルが受けられる地域もあるようです。

出店までの流れについて

Uber Eatsも出前館も、まずはHPから申し込みします。申し込みをすると出店までをサポートしてくれる担当が付きます。必要な資料は、営業許可証の写真と、お店の基本情報や出品するメニューの情報を入力したエクセルです。メールを送信すると電子契約書のURLが送られてきますので、名前を入力して契約完了です。尚、商品の出し方(商品点数の増やし方、情報の書き方)については担当者の方にアドバイスをもらいました。

手数料について

注文毎に手数料がかかります。出前館は、出前館の配達員がデリバリーするサービスのみですが、Uber Eatsの販売方法は3パターンあり、それぞれ手数料が異なります。各サービスの手数料について下に挙げます。(2022年9月現在)

出前館デリバリー販売代金の35% + クレジットカード支払いの場合は3%程度
Uber eatsデリバリー販売代金の35%(クレジットカード払いでもプラスはありません)
テイクアウト販売代金の12%
自社配達販売代金の15%
※Uber eatsの配達員を利用せずに、飲食店側のスタッフが配達する

デリバリーサービスは、Uber Eatsや出前館の各配達員が料理を配達してくれるサービスです。Uber Eatsのテイクアウトサービスは、Uber Eatsで注文を受け付けて、お客さんがお店に受け取りに来てくれるサービスです。Uber Eatsの自社配達は、Uber Eatsで注文を受け付けて、飲食店側のスタッフが自ら配達するサービスです。

尚、出前館はお客さんがクレジットカード支払いを希望した場合は、クレジットカード決済手数料の3%程度(カード会社によって異なる)がかかるので、Uber Eatsよりも手数料は高いです。

尚、手数料に加えて容器代や、その他ソースや使い捨てのフォークやスプーンといった食べ物以外の費用も含めて価格を決める必要があります。

商品代金やサービス利用料の支払いについて

出前館もUber Eatsも、注文から配達までの中で飲食店側がお金を受け取ることはありません。お客さんはクレジットカードや電子決済による事前決済、または各配達員への現金払いで代金を支払いします。飲食店は各サービスの手数料を差し引いた代金を、翌月末に銀行振込で受け取ります。
尚、Uber Eatsのテイクアウトと自社配達のサービスは、配達員が関わらないので、お客さんの支払い方法は事前決済のみです。

注文が入ってから配達までのスケジュールについて

出前館もUber Eatsも、配達までの時間は注文が入ってから30分から1時間以内を目指しているそうで、15分程度で配達員がお店で商品を受け取って、15分程度でお客さんに商品を届けられるように注文を受け付けるエリアを調整してアプリに表示させているそうです。そのため、時間帯によってエリアが配達可能エリアが変わるそうです。なので飲食店側は注文を受け付けてから15分以内に商品を作っておく必要があります。

メニューの欠品や混雑による出前対応不可の場合

注文が入った時に欠品していたりお店が混雑していて対応できない場合は、注文が入った後にアプリから断ることが出来ます。

まとめ

いざ、Uber Eatsや出前館を始めようと思ったときに、商品価格や写真をどうするかなど決めないといけないことが多いです。また、商品点数も5品以上ないと出店が出来ません。また、注文が入ったことを見逃さないように、環境を整える必要があります。