食堂のDX体験記

飲食店などの店舗が狙われやすい理由と狙われないための施策について

食堂のDX体験記

親の食堂のDX体験記。田舎町にある親の食堂は、防犯の意識が低く過去に何度も空き巣や窃盗の被害を受けています。高齢の親2人で切り盛りしていて、何かあってからでは遅いので、防犯について調べてみました。ちなみにDXっぽいのは監視カメラだけです。

親の食堂では、これまでに何度も空き巣や窃盗の被害を受けています。お金はもちろん、食材や、調理器具や車なんかも。。。店舗は以下のような理由で狙われやすいそうです。

  • 夜間や定休日など無尽になる時間が決まっている
  • 営業時間中に客として下見が出来る
  • 個人店はセキュリティ対策が甘い

親の食堂のに関しては、鍵をしていない窓があったり、調理器具が鍵のない倉庫にあったりと、セキュリティの意識はかなり低いです。そもそも「空き巣に狙われたら防ぎようが」ないというのが親の考えで、誰もお店にいない時は大きなお金は置かないように注意していますが、もしも空き巣や窃盗の犯行現場に遭遇したり、エスカレートして店の裏の自宅も空き巣のターゲットになることも考えられるので、防犯について調べてみました。

空き巣の抑止力ランキングについて

警視庁が調査した結果によると、空き巣犯や空き巣をしようとした人が犯行をあきらめた理由のランキングは以下のようです。

  1. 近所の人に声をかけられた。
  2. 補助錠が設置されていた
  3. セキュリティシステムが整っていた
  4. 犬を飼っていた
  5. 面格子がつけられていた
  6. 防犯カメラが設置されていた
  7. 警察官にあった
  8. 防犯ガラスになっていた
  9. センサーライト(防犯ライト)があった
  10. 防犯看板が掲げてあった

犯罪をあきらめた理由を見ると、このお店は「セキュリティの意識が高い」と思わせることが大事なようです。

補助錠について

引き戸用の補助錠について

親の食堂の入り口は横に開ける引き戸なので、引き戸用の補助錠を調べました。後付けで鍵を増やせる引き戸用の補助錠はあまり選択肢はありませんでした。

窓用の補助錠について

親の食堂には窓が沢山あり、鍵が増えすぎるのもよくない為、犯行時に手間をかけさせタイプのものを選びました。

防犯カメラ

空き巣の抑止といった点では、ダミーの防犯カメラでもいいのかなとも思いましたが、最近の防犯カメラは、カメラ自体をwi-fiにつなげて、クラウド上に保存された映像をPCやスマホで確認が出来るようなサービスを安価で利用できるので紹介します。

safie(セーフィー)

7日間の映像保存で月額1320円です。初期費用として、カメラ本体(型番QBiC CLOUD CC-2L)が27,280円程度かかります。防犯というよりも、映像データで現場をDXすることに重きを置いているサービスです。映像から来店客数を自動で集計するオプションもあるそうです。

SpotCam

こちらは、海外のサービスですが映像をクラウド保存するサービスでは最も安く、7日間の映像保存で、月額5.95$。カメラ本体(型番TC1)の価格が14,850円程度で比較的安く導入可能です。

ダミーの防犯カメラ

空き巣や強盗の抑止が目的の場合は、ダミーの防犯カメラでも十分効果を発揮そうです。防犯カメラ専門店のARUCOM(アルコム)のダミーカメラは、再現性が高いそうです。

センサーライト(防犯ライト)について

人感センサーライトも空き巣の抑止には効果的です。照らされることで誰かに見られたかもと不安にさせる効果があるようです。アイリスオオヤマの人感センサーライト(型番 LSL-ACTN-2400)は、人の動きを感知し続けた場合、威嚇のために点灯から点滅に替わる機能があります。

まとめ

ここまですれば、リスクを冒して小さな食堂に空き巣に入るメリットは大分消せたのではないでしょうか。親も若いころは空き巣の犯人を捕まえたりもしましたが、今は高齢で何かあってはいけないので、店舗のセキュリティを高くして空き巣や窃盗を未然に防げるといいなと思います。