親の小さな食堂をIT企業で働く息子がDXする体験記。超アナログな実家の食堂では、レジは利用したことがなく、これまでノートと電卓でやってきました。記入漏れや計算ミスを防ぐべくPOSレジを検討。食堂の情報をセットしたPOSレジ(Airレジ)を初めて目にしたときの感想とは…
無料のPOSレジ「Airレジ」をマスターとママに初お披露目!その感想とは
これまでPOSレジに触れたことがない食堂のマスター(父)とママ(母)に、食堂用に設定したタブレット型POSレジアプリの「Airレジ」やAirシリーズで無料で出来ることをプレゼンしました。
プレゼンを始めて、まず親の印象は「こんなすごい機能が無料なのが逆に不安」「タダよりも怖いものはないんだから」でした。
確かに無料でここまでできるのは調べた私もびっくりしました。ただ要所要所で課金のオプションはあるので、スマホのゲームと同じで、基本機能は無料で使えてさらに便利に使いたい場合に課金がある旨説明して納得してくれました。
リクルート社の「Airシリーズ」で無料で食堂のDXを実現
- 基本的な会計機能が無料(Airレジ)
- 売上管理が無料(Airレジ)
- レシートの印刷やキャッシュドロアとの連携が無料※機器の購入が必要(Airレジ)
- 売上の分析が無料(Airメイト)
- 予約受付・管理・分析が無料(レストランボード)
- 顧客管理が無料(レストランボード)
- シフト作成が無料(Airシフト)
- 整理券の発行が無料(Airウェイト)※機器の購入が必要
Airシリーズで無料で出来る範囲だけでも小さな食堂をDXすることが十分できます。Airシリーズはすごいです。
まずはAirレジに慣れるところからスタート
PCに苦手意識のある両親に実際に画面を見せながらAirレジを使用した場合の流れを説明しました。Airレジアプリの画面がとてもシンプルでわかりやすく、親の食堂用に使いやすく設定したので、基本的なレジ機能としては「これなら使えそう」という印象を持ってもらえました。
ただ、売上管理や売上分析の機能を説明して、全ての会計をAirレジで行う必要がわかると「それは難しいなぁ」とのこと。
たしかに、ガラゲーを使っているマスター(父)にiPadの操作に慣れてもらうのは時間がかかります。
なので、まずは商品の金額がわからない時の電卓替わりとしての利用や、クレジットカード決済を依頼されたときに使ってみて、徐々にAirレジの操作やトラブルに慣れることが必要だと思いましたので、そこから始めています。
Airレジで会計するときの流れとメリットについて
親の食堂の現在の会計とAirレジを使った会計の違いは、会計時に電卓を使うか、Airレジを使うかだけです。
注文はノートに書き留めているので、今は「個々の商品の金額を電卓で合計して精算」していますが、Airレジを使った場合は「Airレジの画面から商品名をタップして精算」という手順に代わります。
電卓で計算する時間と、Airレジで商品名をタップする時間はそこまでかわりませんが、Airレジを使ったほうが計算ミスが発生しずらく、もしも金額を暗記していない商品があった場合に、わざわざ金額を調べる作業がなくなります。
Airレジの機能の説明を受けた率直な感想まとめ
プラスの印象
- 操作が簡単でこれなら使えそう。
- 商品の金額を覚えていなくてよくなるね。
- たまにしか注文されないメニューの金額を調べる手間がなくなるね。
- 電卓で計算しなくていいね。
- レジ締めの作業が楽になるね。
- その日の売り上げがすぐにわかるのはすごい。
- 誰かにお店を手伝ってもらうときは必要になるね。
マイナスの印象
- ノートに書いてある注文をAirレジに入力する2度手間が発生するなぁ。
- 慣れないから操作を間違えそう。
- (マスターとママの)両方が使えないと会計が滞るなぁ。
- ネットが使えなくなった場合や、システムトラブルの時に対応が出来るか不安。
ちなみに、Airレジはオフラインでも基本的なレジ機能は通常通り使えるので問題はありません。
まとめ
便利なことはわかってもらえましたが、40年以上身に染みた流れを一気に変えるのは難しいので、まずは徐々に慣れるところからスタート。Airレジに慣れると、ミスも少なくなってスピードも上がると思います。
P/S 今でこそ無料で利用できるサービスですが、マスター(父)もママ(母)も私(息子)も「もっと忙しい時代にあると助かったね」と思うのでした。