親が経営する40年以上続く食堂を、IT企業に勤める息子がDXをすすめる体験記。今回は無料のモバイルオーダーアプリの「funfo(ファンフォ)」を実際に店舗で使用してみて、他の飲食店の方の参考になるように、使い方や導入方法、料金・評判・機能についてまとめます。
funfo(ファンフォ)とは
funfoは飲食店が無料で使用できるipad専用のモバイルオーダーアプリです。2023年1月現在、日本全国の1000店舗以上の飲食店で利用されています。お客様のスマートフォンでQRコードを読み込んで料理を注文できる機能はもちろん、お店側でお手持ちのipadで会計や領収書の出力などのレジ機能が利用でき、さらにLINEミニアプリと連携してお友達登録や再来店を促す施策も出来る優れたアプリです。また、Square Readerと連携して、クレジットカードや電子マネー決済にも対応できます。
funfoが無料なのはなぜ?
funfoはモバイルオーダー、レジ機能、LINE登録の推進など、非常に多くの機能を持ち合わせているアプリです。そんな多機能なアプリが無料で使える理由は、funfoのビジネスモデルにあります。 多くのPOSレジアプリは、導入費用や利用手数料で利益を出していますが、funfoはアプリ機能を無料で提供し、その周辺サービスで稼ぐビジネスモデルを採用しています。 よって、飲食店側はコストを抑えながら、モバイルオーダーアプリを無料で使うことができるようです。
funfoはいくらかかる?
前述の通りモバイルオーダー、レジ機能、LINE登録の推進などは無料で利用できます。(一部有料機能がありますが、2023年1月現在は無料で利用できます。また、手数料等もありません。)尚、iPadとレシートを出力するプリンターは店舗側で用意する必要があります。iPadは調理場用と、レジおよびドリンク用の2台あると便利です。iPad2台とレシート出力用のプリンターを中古で揃えた場合、5万円程度で始められます。
ここまでで、料金や機能についてまとめると以下の通りです。
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
対応端末 | iPad、iPad mini、iPad Air、iPad Pro |
対応OS | iOS12以上 |
周辺機器 | iPad※2台~3台 レシートプリンター ※funfoで使用可能なモデルは、以下のページで確認してください。 https://www.funfo.jp/index.php/facility/ |
機能 | モバイルオーダーシステム(QRコード注文) レジ機能 売上管理機能 |
連携 | LINEミニアプリ Spuare Reader |
funfoの使い方について
funfoの始め方はとても簡単です。
1.funfoアプリをiPadのApp Storeからダウンロードします。もちろん無料です。
2.funfoアプリ内にメニューを登録します。iPadで楽に登録できるように設計されているので、PCが苦手な方でも簡単です。
3.funfoアプリ内にテーブルを登録して、QRコードをプリントアウト。
4.お客様は自身のスマホでQRコードを読み取ってオーダー。店舗側はiPadでオーダー対応と決済を行います。
導入前の見積もりや審査、店内工事などは一切ありません。iPadにインストールすればすぐにfunfoが利用できます。
funfoのログイン方法について
iPadにfunfonアプリからログインします。売上管理機能のfunfoManagerには、フラウザでログインします。下記のURLからログインページに移動できます。
https://manager.funfo.jp/dashboard/login
funfoとAirレジ、Airペイとの連携
現状ではfunfoとAirレジ・Airペイとの連携機能はないそうです。