私の親が経営する食堂は、山梨県の田舎町にある小さな食堂です。気さくなマスター(父)とママ(母)が2人できりもりしていて昭和56年から続いています。そんな食堂の運営は超アナログ。IT企業に勤める息子(私)ができる親孝行として、便利なシステムやサービスを導入して親に楽をしてもらおうと思ったのがDX(デジタルトランスフォーメーション=デジタルの力で最適化)を進めるきっかけです。
そこで、食堂のDXを始めるにあたって経営で不便に感じていることや、こうなったらいいなと思うことを聞いてみました。するとほとんど答えが返ってきません。それもそのはず。これまで超アナログでコストがかかる部分は時間でカバーして成り立っていて、便利な手段を探すことをしてきていないのでイメージがわかないようです。
そこで改めて食堂の仕事内容を聞いて、どの部分がDXできそうか、今のお店の状況にどんなサービスがマッチするのかを調べていくことにしました。
食堂の仕事内容
ホールの仕事
- 店内の掃き掃除・拭き掃除
- 電話予約受付・台帳書き込み
- 席の案内
- 注文受付
- 厨房への注文の伝達
- 配膳・下膳
- 会計
- 食器洗い・整理整頓
- レジ締め
キッチンの仕事
- 仕入れ
- 仕込み
- 調理
- 調理器具の清掃
- 調理場清掃
その他の仕事
- 集客
- 顧客管理
- 売上管理
- 労務管理
- シフト管理
- 求人
- 教育
- 各種支払い業務 …などなど
書き出してみるとDXを出来そうなところが沢山ありそうです。
次回は食堂のDXに利用できるデジタルツールについてまとめたいと思います。