親の食堂のDX体験記。親の食堂のレシピは、マスター(父)の頭の中。昔はレシピをノートに書いていたそうですが、今は「どこかにはあるなぁ」状態。そこでレシピを管理するツールについて調べてみました。
親の食堂では、調理はマスター(父)の仕事。レシピはマスターの頭の中なので、誰かが臨時で調理することは出来ません。なので、マスターが休まないといけない場合は、お店も休みです。夫婦で営む食堂ではよくある光景だと思います。レシピがあれば誰かにお願い出来るのに…。そこで、レシピ管理ツールについて調べてみました。
レシピ管理ツールについて
レシピ管理ツールの機能は大きく分けて2種類あり、クックパッド等複数のレシピサイトを横断して、レシピを保存する機能と、独自のレシピを登録する機能です。今回は食堂のレシピを登録することが目的のため、登録しやすいサービスを紹介いたします。
BtoBプラットフォーム 受発注 メニュー管理
「BtoBプラットフォーム受発注」のメニュー管理は、簡単に調理マニュアルの作成ができてます。また仕入れの情報と連携することで、リアルタイムに正確な原価計算が出来ます。また、PCやモバイルなどのブラウザで操作できるため、情報を共有しやすく、変更も簡単にできます。また、メニューごとのアレルギー物質も管理できるので、お客さんからのアレルギーの問い合わせにも対応できます。月額利用料は30000円からです。
COOK through(クックスルー)
レシピ30個まで無料で登録できます。オリジナルレシピはもちろん、いろいろなレシピサイトを横断して気になるレシピを自分用にまとめることも出来ます。ただ、バグの報告を多く見かけました。またスマホ専用のアプリだけなので、PCで利用する場合は、エミュレーターを利用して立ち上げる必要があります。
Recipe Keeper(レシピキーパー)
このレシピア管理ツールは、モバイル、タブレット、デスクトップ用のアプリが用意されていて使いやすいです。独自のレシピを登録する時はPCで登録して、見るときはスマホやタブレットという使い方が出来ます。モバイルやデスクトップ等で情報を共有するためには1850円の課金が必要ですが、サブスクのサービスではないので、1回のみの支払いで利用できます。また、何人分の料理を作るのかを指定すると、レシピ内の材料の量が自動で変動します。さらに、レシピ内のテキストはタップすることで文字の色が変わるので、進捗の管理もできて使いやすいです。
まとめ
父に原価計算とかどうしてるの?と聞くと、感覚とのこと。また、レシピについても季節や値段によって、(味を変えずに)他の食材で代替えしてメニューの価格が上がらないような工夫をしているので、常に同じではないとのこと。ただここ最近の食材の値上がりは工夫だけではカバーできないそうで、値上げを検討しているそうです。